Co-opとは、カナダの学校についている就労(インターンシップ)期間を伴ったコースのことです。このコースは私立カレッジや公立カレッジ、大学にて実施されているので、入学には一定の語学力が必要となることが多いです。今回は私の経験した、私立カレッジにおけるCo-opについてお話ししていきます。
就労期間を伴うということで、基本的には学生ビザと就労ビザの両方が発行されます。フルタイムで就労できるようになるのは座学期間を終了後のインターン期間になってからですが、カレッジや大学でのフルタイム学生となるので、最大週20時間までのパートタイム就労は可能です。
Co-opは座学とインターンの期間が同じ長さか、インターン期間の方が多少短くなることが多いです。例えば私の受けていたProfessional Customer Service Certificateのコースでは、4ヶ月の座学+1ヶ月の休暇+4ヶ月のインターン=計8ヶ月のコースでした。
また、就労ビザを持っているからとはいえ、どこでも働けるわけではありません。自分が座学で勉強した専門分野に関わる職でのインターンが必須となっており、また、インターン期間中に達成しないといけない就労時間数が決まっています。この就労時間数を満たした後にビザの期間が残っているからって働き続けることはお勧めしません。もし今働き続けたいと考えているのであれば、他のビザ(ワーホリや雇用主限定の就労ビザ)への変更がすぐに必要です。そうしないと、意図せず不法滞在及び不法就労となってしまいます。※実体験
この辺りの細かい決まりは学校によって様々ではあったり、ビザの問題はとても重要で繊細な部分なので、留学エージェントへの確認の際や学校へ問い合わせをする時に注意して行った方がいいと思います。
Co-op留学の一番いいところは年齢制限がなく、Open Work permitを取得できることだと思います。ワーホリは1年で取得できる年齢に制限(満31歳まで)があるので、そこの制限がないというのが大きな魅力でしょうかね。
ちなみに、語学学校で働いていて、私は何のビザで滞在しているのか、ということをよく聞かれますが、私は、Co-opで働いて、その後ワーホリビザへ書き換え後、現在はYoung professional ビザで滞在しています。ビザについてはもう少し私の経験談を後ほどお話ししますね。
- ビザ変遷
- 2021年8月から2021年11月 学生ビザ(語学学校)
- 2021年11月から2022年8月 学生ビザ+就労ビザ(Co-op)
- 2022年9月から2023年9月 ワーホリビザ
- 2023年9月から2024年9月 Young professional ビザ(RO発行)
また、インターンシップとはいえ、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州でCo-opを行う場合は州の規定で有給でないとCo-opとして認められないとされています。トロントのあるオンタリオ州では無給・有給問わずインターンができるので、留学先を選ぶ一つの要素になってくるかもしれないですね。
私立カレッジでのCo-opには様々なコースがあります。私の通っていた学校では、カスタマーサービス、ビジネスマネジメント、サプライチェーンマネジメント、コマースマーケティング、ホスピタリティ等がありました。最近で人気なコースはデジタルマーケティングかもしれないですね。
私がカスタマーサービスを選んだいちばんの理由は、8ヶ月と一番期間が短かったから。そもそも、永住権取得を目指すまでカナダに住み続けることは当初考えていなかったので、サクッとやってみたかった長期の海外留学をして、英語力少し身につけて、日本に帰ってキャリアを積もうと思っていました。それが何故だか永住権申請をしているのだから、人生って本当わからないものです。